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国語設問別解法HEADLINE

指示語の解釈(こそあどことばの指す内容)上級


さて、指示語の解釈、上級にまいります。

指示語の解釈を難しくしようと思えば、指示語が指す内容を大きくあいまいにすればよいわけです。
単に名詞を指すだけならそれほど難しくはならないのですが、文全体、段落全体を指すとなると一気に難しくなります。

そうなると、解答する際、自分で文を要約しなければならないのです。

もう事実上の要約問題ですね。つまり、指示語問題が難しくなると、要約の技術が必要になってくるわけです。
まあ、難しいわけですね。

要約の技術については、解説にかなり時間がかかりますので、とりあえず問題を解いてみましょう。

問 この影響とはどんな影響ですか。(字数制限なし)

冬になると日本列島を横切るように、西から東へ風が吹きます。
この風が日本海の湿った空気を、西に運ぶわけです。しかし、
湿った空気は関東地方まで運ばれることはありません。なぜなら、
湿った空気が山を越えるときに、全て雪となって落ちてしまうからです。
風が山を越えて関東地方に来る頃には、すっかり空気に湿気がなく
なっているのです。この影響から、冬の関東地方は乾燥しているわけです。


さあ、がぜん難しくなってきました。
とりあえず直前を見て、「すっかり空気に湿気がなくなっている影響」としちゃう人続出でしょうね(笑)
間違いとはいえないのですが・・・これではあまりに言葉足らずです。
皆さんに解いてもらっても、まぁこんな感じです。

しかし、思い出してください。
どんなに難しい問題でも、正しい手続きを踏むことによって解ける。
これです。

一度、指示語の解釈(初級)を見直してみましょう。

1、指示語を含む一文をよく見る。
2、その一文の中から、指示語の内容のヒントを探す。
  このヒントからなんとなくでいいので、指示語の内容を推理する。
3、その上で、指示語の直前を探す。(直後にある問題もありますがたいていは直前です。)
4、答えが見つかったら、それを傍線部の指示語に代入して、心の中で一読する。
   → 自然な文になったらOK!
   → なんか変。→もう一度答えを探しなおす。


まず、1、指示語を含む一文をよく見る。でしたね。
すると、「この影響から、冬の関東地方は乾燥しているわけです。」とあります。

次に
2、その一文の中から、指示語の内容のヒントを探す。

「この影響」から「関東地方が乾燥する」とあります。
逆に言うと、「関東地方が乾燥する」のは「この影響」のせいなわけですよね。
ここで、だいたい「この影響」っていうのは、「乾燥してしまうような内容」と理解できます。


3、その上で、指示語の直前を探す。(直後にある問題もありますがたいていは直前です。)

では「乾燥してしまう」ことと関係のある言葉を考えてみましょう。
そして、関係のありそうな部分に線を引いてみます。

問 この影響とはどんな影響ですか。(字数制限なし)

冬になると日本列島を横切るように、西から東へ風が吹きます。
この風が日本海の湿った空気を、西に運ぶわけです。しかし、
湿った空気は関東地方まで運ばれることはありません。なぜなら、
湿った空気が山を越えるときに、全て雪となって落ちてしまうからです。
風が山を越えて関東地方に来る頃には、すっかり空気に湿気がなく
なっているのです。この影響から、冬の関東地方は乾燥しているわけです。


こんな感じです。
「乾燥している」に関係があるのはこの辺ですよね。

さて、ここからが本番です。
この線を引いた部分を要約していきます。

要約のコツですが、まず必要最低限のものを選びます。
まずは必要最低限で解答を作ってみるのです。

すると、
「空気に湿気がなくなる影響」というのが最低限必要そうですね。

さらに、
「湿った空気が山で雪になって落ちてしまう」
なんていう情報も混ぜたほうがよさそうです。

すると、
「湿気が山で雪となって落ちてしまい、空気に湿気がなくなる影響」

解答欄があまっていたら、さらに付け加えましょう。
「日本列島を西から吹く風」

解答はこんな感じになるでしょう。

「日本海の湿った空気が西から東に風で運ばれる際、山で雪となって落ちてしまい、
空気に湿気がなくなる影響」

まとめのやり方についてはまた改めてやりましょう。

そして、最後に4、代入!
これを忘れてはいけません。

すると「日本海の湿った空気が西から東に風で運ばれる際、山で雪となって落ちてしまい、
空気に湿気がなくなる影響から、冬の関東地方は乾燥しているわけです。」となります。

意味が通じるし、自然ですね。若干長いですけど。
(まあ、長いから指示語になったわけです)

こんな感じです。
ちゃんと手続きがあるんですね。


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授業内容の一部を公開いたします。新たに入塾を検討されている方、国語専門塾に通われている方は参考にしていただければ幸いです。


国語問題の設問別解法(目次)
1、指示語の解釈(初級)
2、指示語の解釈(上級)
3、接続語の補充(1)
4、文の要約(1)
5、心情把握問題を解く
6、空所補充


論理的思考力の養成
1、言い換え
2、
3、因果関係
4、並列
5、論旨の把握
6、文と段落の役割


小論文を極める(目次)

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3、小論文の思考の深め方2(良質な問いを発する)
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6、課題文型小論文の対応
7、要約の仕方(1)課題文型小論文
8、要約の仕方(2)課題文型小論文 主張の把握
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